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ジーナ: 第01章

ジーナ
少女のための物語
ヨハンナ・シュピリ 著

森の端に、古い石造りの家がある。そこからは谷一面が見渡せて、視界が開けている。春になれば、黄色いサクラソウや赤いアネモネが草むらからひょっこりと顔を出し、夏になれば、点在する干し草小屋からいい匂いが漂ってくる。

家のそばには庭があった。スイカズラの茂みでは蜂がうるさく飛び回り、白い蝶が舞い上がっては、境界線となっているバラの垣根に降り立つ。そんな光景がそこにはあった。

かつてはそこに古い石壁があったらしいが、今はバラの垣根に取って代わられている。三段の石段を下りれば、ナナカマドの木の下にある木製のベンチだ。そこから先は村へと続く細い道になっている。この道が、林務官の領地と隣人の境界線だった。

ある夏の日の夕暮れ。その石壁の上に、一人の少女が立っていた。名前はジーナ。「期待に満ち溢れている」といった様子で、彼女は谷の方をじっと見つめていた。

ジーナは林務官の娘だ。この家に住んでいるのは、林務官と、亡き妻の母である祖母、そしてこの十歳のジーナだけ。母親は彼女が生まれてすぐに亡くなった。兄が二人いたが、彼らはとっくに家を出ている。年上の兄たちは、ジーナより十二歳と十四歳も上だ。最初は大学に行くために街へ出たが、上の兄は商人になってアメリカに定住したし、下の兄はエンジニアとして海外を飛び回っている。まあ、要するにこの家にはもういないということだ。

父親は仕事で家を空けることが多いため、ジーナの世話は基本的に祖母に任されていた。祖母にとって、これ以上ないほど理想的な教育環境だったと言えるだろうし、祖母自身、孫娘の快活でエネルギッシュな性格を気に入っていた。

けれど、最近の祖母は少しだけ不安を感じ始めていた。というのも、ジーナが日に日に自立し、どうも理解しがたい方向へと突き進んでいるように見えたからだ。それでも祖母は、自分の信念と愛情、そして神への信頼に基づいたやり方で、彼女を静かに見守り続けていた。

ジーナがそこに立ってから、それほど時間は経たなかった。やがて、小さな「キャラバン」が道に沿ってゆっくりと登ってくるのが見えた。

ジーナは即座に階段を駆け下りると、ベンチの前に設えられたテーブルへと移動した。そこには、彼女が心血を注いで完成させたばかりの「作品」があった。

真っ白な布がテーブルに広げられ、その上には白地に青い縁取りの小さな小鉢と皿が整然と並んでいる。中央の花瓶には、赤いマーガレット二本と、その間に常緑草が一本。もうそれ以上何ものせる隙間もないというほどに多くのものが並べられている。

見た目はかなり豪華だ。用意された席数の多さからして、相当な数の「お客たち」が招かれていることがわかる。日曜日の礼拝用のような正装をした三体の人形が、背筋を伸ばして壁にもたれかかっていた。彼らは大きく見開いた目で、これから始まる祝祭の喜びを待ち構えている。

やがて、車の軋む音がどんどん近づいてきた。ジーナは急いで、到着するお客たちを迎える準備に入った。

牧師の娘、金髪のマリーが、荷物いっぱいのカートを必死に引きながら、最後の急坂を登ってきた。四人乗りのカートには、お洒落をした三人の婦人と、フロックコートに身を包んだ紳士が一人。彼らもまた、期待に満ちた目で目を見開いていた。

客たちは、ジーナによる大歓迎をもって迎えられた。その後、彼らは設えられたテーブルへと案内され――まあ、参加者全員をなんとかして席につくまでには少々骨が折れたが――ようやく待望の、豪華に設えられた祝宴が始まった。

マリーにとって、そこにあるすべては比類なき美しさに満ちていた。彼女の穏やかな青い瞳は、並べられた料理の素晴らしさや、静かに感嘆しているお客たちの完璧な佇まいに、至福の喜びで輝いていた。ジーナの方も最高に上機嫌だった。ホステスとして、落ち着きなくお客らの世話に奔走していた。

宴が終わると、今度は激しい「衣替え作業」が始まった。人形たちを脱がせ、着せ、さらにまた別の服に着替えさせる。一仕事終えたと思ったところで、また最初からやり直しだ。まあ、そういうものなのだろう。そうでなければ、マリーがカートに丁寧に詰め込み、ジーナが立派な箱に入れてベンチの下まで運んできた、あの大量の衣装たちが、ただの飾りになってしまうからだ。

その間に、太陽は木々の向こうへと沈んでいた。庭の上方から下の草原にかけて、陽の当たった地面に木々の長い影が伸びている。

ふと、ジーナが静かになった。そして突然、こう叫んだ。
「マリー、もうめちゃくちゃに退屈だわ。人形遊び、もうやめにしない?」

マリーはひどく困惑した様子で友人を振り返った。
「人形遊びで退屈なんてことがあるはずないじゃない。でも、あなたがそうしたいなら片付けましょう。せっかく今日はみんなすごく綺麗なのに、もったいないけど」

「ねえ、いいこと思いついた」
ジーナが少し急いだ口調で言った。
「あなたはもうしばらくその子らと遊んでいて。私、ちょっとだけどこかへ走って行って、すぐに戻ってくるから。怒らないでね?」

マリーは、それで構わないと承諾した。

ジーナは、下の草原に何か惹きつけられるものを見つけたらしい。彼女は大股で丘を駆け下りると、密集した生垣の前までたどり着いた。

そこには彼女しか知らない秘密の抜け道があるらしい。彼女はあっという間にその隙間をすり抜け、隣人の敷地へと足を踏み入れた。そこには一人の若い男がいて、鋭い大鎌で草を大きく刈り取っていた。そしてその後ろを、ジーナと同年代に見える一人の少女が、不釣り合いなほど大きな熊手を手に、一歩一歩ついて歩きながら、刈られた草をまとめ上げていた。

「エルジ、まだ時間がかかりそう?」

ジーナがその小さな労働者に歩み寄ると、彼女は澄んだ瞳をこちらに向けた。

「ううん、あと五分」
エルジは素早く答えた。
「待ってて!どこにも行かないで、私が来るまであそこのリンゴの木の下に座ってて!」

ジーナに立ち去る気などさらさらなかった。彼女はエルジのそばに残り、その小柄な体が手際よく長い柄の熊手を操る様子を、感心したように、そして非常に熱心に見つめていた。

自分も同じようにやってみたいという強い衝動に駆られたが、同時に、自分には到底エルジのような熟練の技は無理だということも分かっていた。エルジは隣の家の勤勉な小作農の娘で、ジーナにとって特別な友人なのだが、その手際の良さは本当に驚異的だった。

エルジはイタチのように素早く、常に明るく前向きで、いつだって何かしら知識を持っており、同時に常に新しいことを知りたがっていた。ジーナが何かを話し始めると、エルジは途中で意図を汲み取ってくれることが多く、これほどありがたい聞き手は他にいないだろう。話に没頭し、期待に満ちた彼女の茶色の瞳は、今にも火花が散りそうなほどに輝いていた。

それに加えて、彼女はしっかりとした澄んだ声をしていた。鳥のように、どんな歌でもすぐに、何の苦労もなく歌い上げることができた。エルジは学校の合間に、父親や兄たちの手伝いとして、農場でのあらゆる雑用をこなさなければならなかったが、それでもほぼ毎日、ジーナと一緒に何か楽しいことをする時間を確保していた。

ジーナは、大きな熊手が鮮やかに草を捉え、束にまとめていく様子を満足げに眺めていた。ところが突然、長い柄が真っ直ぐ上に跳ね上がり、さらに高く、地面からかなりの高さまで突き上がったかと思うと――。

ガツンと、凄まじい音を立てて地面に突き刺さった。

「さて、これで仕事終了」

そんなふうに言い切ったエルジは、先ほどの凄まじい一撃をもって、きっぱりと作業を切り上げた。「さあ、そろそろ遊びの時間よ!」

彼女はジーナの手を引くと、草原の真ん中に立つ大きなリンゴの木へと連れて行った。二人は刈り取られたばかりの乾いた地面に腰を下ろすと、まるで事前に打ち合わせてでもいたかのように、同時に枝の上を見上げた。前回の訪問から、あの上にある赤いリンゴたちがどれほど成長したかを確認するためだ。

「ねえ、ジーナ」エルジが切り出した。「覚えてる? 八日前に、あの一番大きなリンゴはまだ横側が真っ青だったよね。あの時、あなたがフリドリンの素敵な話を教えてくれたじゃない。お願い、もう一度聞かせてくれない?」

「え、また同じ話? それじゃ退屈だろ」とジーナは答えた。「他に何か別の話があるかもしれないし」

「いいえ、いいえ! 全然退屈なんかじゃないわ!」エルジは熱心に声を上げた。「本当に素敵な話なら、何度聞いてもいいし、むしろ同じ話がいいの。だって、あのお話は世界で一番素晴らしい物語なんだもの。フリドリンが礼拝堂にいるシーンになると、怖くて息が止まりそうになるわ。彼が十分な時間、祈りを捧げてくれることを願わずにはいられないもの。その隙に、もう一人が鍛冶屋の方へ猛スピードで駆け抜けていくはずなのに」

「でも、もう結末は知ってるんだから、フリドリンのことをあんなに怖がる必要はないでしょ」とジーナは言った。

「そんなことないわ」エルジは断言した。「あなたが新しく語り直してくれるたびに、私は恐怖で震えるの。今回はもしかしたら運が悪くて、彼が祈りを急いだせいで、予定より早く礼拝堂から出てきてしまうかもしれない。そうなったら一体どうなるのか、って考えちゃうもの」

ジーナは、その解釈が気に入った。

「いいわ。じゃあ、もう一度聞かせてあげる」
彼女はそう言うと、物語の冒頭部分を、詩のようなリズムで語り始めた。

敬虔なる奉公人 フリドリン
主への畏れを胸に抱き
主君なる貴婦人
サヴェルヌ伯爵家に仕えたり

ジーナは、その後の詩の内容までは覚えていなかった。けれど、そこからは自分の言葉で物語を語り始めた。しかも、かなりの熱量で語ったため、聞き手のエルジは期待で完全に心を持っていかれていた。

エルジの瞳は、まるで燃える石炭のようにぎらぎらと輝いている。彼女は、フリドリンが不幸な結末に向かって突き進まないように、彼を物理的に繋ぎ止めてでもやりたいという強い意志で、必死に木の幹にしがみついていた。

物語が終盤に差し掛かり、すべてがうまく運んだところで、エルジは深く安堵のため息をついた。
「神様に感謝しなきゃ。ようやく、彼にふさわしい結末になったわ!」

「あなた、焼かれたロバートのことを言ってるの?」

「いいえ、フリドリンよ! 彼のことだけを考えてたの。本当に、世界で一番素晴らしい物語だわ。それに、あなたの語り方は本当に完璧。お願い、もう一度最初から聞かせて!」

「いや、無理。同じ話を二回連続でやると思う?」
ジーナは、きっぱりと拒絶した。
「いいえ、エルジ。今は歌を歌いましょうよ。何かリクエストはある?」

エルジは間髪入れずに口を開き、澄んだ声で歌い出した。

黄金色の夕陽よ
なんて美しいのでしょう
この輝きを見つめれば
心は喜びで満たされる

ジーナもすぐに声を合わせ、二人は至福の気分で歌い終えた。

「ああ、もうちょっと歌詞があればいいのに!」
エルジはすっかり気分が乗ってしまい、歌が終わったことをひどく惜しんでいた。「ねえ、もう一回最初から歌わない?」

「それはパス。同じ歌を二回続けて歌うなんて、私の性分じゃないわ」とジーナは宣言した。「でも、いいこと思いついた。歌詞を付け足して増やしましょうよ。そうすれば、ずっと長く歌っていられるし」

エルジはこのアイデアに大興奮した。けれど、どうやって歌詞を作るというのだろうか。どこから手をつければいいのか。

「いいから黙って。喋らないで」
ジーナはそう命令すると、両腕に頭を乗せて、遠くを眺めた。エルジは、少しでも邪魔をしてはいけないと、息を殺して凄まじい緊張感で待機した。

やがて、ジーナがゆっくりと口を開いた。

青い空から
風が吹いてきて
私たちはここに座り
ただ、眺めている

「ああ、素敵! すごく素敵!」
エルジがたまらず叫んだ。「もう一節できたわ! もう一回言って。覚えたら、一緒に歌おう」

ジーナがその節を繰り返すと、二人は満足げにそれを歌い上げた。

「次! 次の節を!」
エルジは、最後の音が喉に残っている状態で、さらに催促した。

「ちょっと待ってよ」
とは言ったものの、ジーナ自身もすっかりノリノリだった。彼女は続けてこう歌った。

木々のざわめきが
頭上で鳴り響く
私たちはここに座り
ただ、耳を澄ませている

エルジがまた歓喜と感嘆で叫ぼうとしたが、ジーナはそれを制した。
「待って、もう一つあるから」
彼女は拒絶するように手をかざし、そのまま続けた。

太陽がゆっくりと
遠くへ沈んでいく
明日もまた来てね
私たちはあなたが好きだから

「なんて素晴らしい歌なの!」
エルジは歓声を上げた。「さあ、また歌いましょう! 歌詞はもう覚えたわ。わからないところは、あなたの後に続いて歌うから」

再び合唱が始まった。そして歌が終わるか終わらないかのうちに、また要求が飛んでくる。
「もう一節! ジーナ、もう一節だけ!」

ジーナはすでに準備ができていた。彼女はふと木の上を見上げ、こう歌った。

巣の中の小鳥が
片足で眠っている
家の中の心地よい巣で
眠るのが一番の幸せ

最後の一節まで、熱心に歌い上げられた。そして直後、底なしの体力を持つエルジがまた叫んだ。「もう一回!」

「ダメよ、エルジ。歌はここまで」
ジーナはきっぱりと言った。「どうしてもと言うなら、今ある節を全部通してもう一度歌いましょう」

「もちろん! でもその前に、もう一度全部唱えてみるわ」
エルジはすぐに歌い始めた。彼女の記憶力は驚異的で、一度聴いただけの歌詞を、何の苦労もなくスムーズに再現してみせた。その後、エルジは歓喜のあまり飛び上がり、あちこち跳ね回りながら、興奮気味に繰り返した。
「やった! 私たちの歌ができたわ! 自分たちで考えた、オリジナルの歌よ!」
彼女は再びジーナの隣に腰を下ろすと、二人は最初から最後まで、一気にその歌を歌い上げた。

その時、ジーナが突然、弾かれたように立ち上がった。
「あ! ああ! 大事なことを忘れてた!」
彼女は愕然とした表情で叫んだ。
「今日は私の誕生日だから、マリーを盛大なパーティーに招待してたのに! あなたのところへ急いで来たせいで、その後のことを完全に忘れてたわ」
ジーナは、あまりのショックに顔面蒼白になっていた。

「いいから、早く行きなよ」
エルジが励ますように言った。
「大丈夫だって。マリーがすぐに怒るはずないし、きっとまだあそこにいて、あなたを待ってるよ」

二人は丘を駆け上がり、ベンチへと戻った。案の定、マリーはまだそこにいた。彼女は熱心に片付け作業に追われていた。人形たちはすでに姿を消している。辺りはすでに薄暗くなり始めていたし、おそらくそれは、マリーがいつも人形たちを寝かしつける時間だったのだろう。

ジーナは少し気まずそうに彼女に近づき、尋ねた。
「マリー、戻るのがこんなに遅くなってごめんね。怒ってる? すごく退屈だった?」

「ううん、全然」
マリーは親切に答えた。
「人形たちの片付けと整理で大忙しだったから。ちょうど時間も遅くなってたし。でも、戻ってきてくれてよかった。私ももうすぐ帰らなきゃいけないから」

マリーが怒るどころか、退屈さえしていなかったことに、ジーナは心底ほっとした。そこで彼女は、パーティーを明るく締めくくるための何かを考え出そうとしたが、マリーはもう帰らなければならないと譲らなかった。

というのも、今夜、ある客が彼らの家に到着する予定だったからだ。マリーは、ジーナもその人と一緒に過ごすことになるからと、以前からそのことを話したがっていた。この知らせにジーナの好奇心は大いに刺激され、マリーはもう一度腰を下ろして、最初から詳しく説明することになった。

話によると、マリーの父親に街に友人がいて、その息子が長らく病気だったのだという。療養のために田舎へ来る必要があり、ここには一年、あるいは二年ほど滞在する予定らしい。さらに、ジーナとマリーが毎日マリーの父親から受けている勉強の時間に、その少年も同席することになった。つまり、彼ら三人は、かなり濃密な時間を共に過ごすことになるというわけだ。

ジーナはその知らせを、食い入るように聞いていた。やがて彼女は深く考え込み、こう言った。
「ねえ、マリー。彼が来たら、全部変わっちゃうわよね。私たちの勉強時間も、遊び方も、一緒に過ごす空気全部。……それで、彼、名前は何ていうの?」

「ヴィルヘルムよ。ヴィルヘルム・ファルク」

「ヴィルヘルムか。いい名前ね。……で、何歳なの?」

「十四歳。ちょうど今、なったところよ」

「ハンスと同じ年だね」
ふいに、エルジが口を挟んだ。

ハンスという少年は、「山の百姓」の息子だった。彼がそう呼ばれるのは単純な理由で、家が山手にあり、対してエルジの父親の家はその下にあるため、後者は「里の百姓」と呼ばれていた。

ハンスは毎朝七時半になると、エルジの家の玄関前にやってきて、彼女が出てくるまで静かに待っていた。それから二人は一緒に急な丘を下って学校へと向かうのだが、その道中、彼らが交わす話題は尽きることがなかった。

ある時は、どちらかの家の小屋で一晩のうちにたくさんの雛たちが孵化した話。またある時は、麦を刈っている時に、緑色の卵が入ったヒバリの巣を見つけた話。それに、ハンスはいつも最高に美味しいイチゴの秘密の場所を見つけ出す名人だったが、その場所を教えるのはエルジだけにだった。一番乗りで咲くスノードロップがどこにあるか、といった情報も同様だ。登校路や、あるいは親の手伝いで入る野原や森の中で、エルジはハンスからこうした「重要事項」を常に仕入れていた。そういうわけで、エルジの心の中には、頻繁にハンスが登場することになっていた。

エルジの何気ない一言に、ジーナは早速、今後数日間の「作戦」を組み立てた。

「いいこと思いついた!」彼女は声を上げた。「ヴィルヘルムにはハンスを紹介させればいいわ。そうすれば彼にも友達ができるし、日曜の夜の暇つぶしも済む。だってマリー、私たちはいつだって一緒にいるけど、毎回ヴィルヘルムを混ぜるわけにはいかないもの」

ちょうどその時、教会から夕刻の鐘が鳴り響き、あらゆる議論に終止符を打った。マリーは急いで立ち上がり、エルジも別れ際の家族に同行したが、彼女の道はすぐに右へ折れて丘を登る方向だったため、一緒に歩けたのはほんの数歩だった。

ジーナは急いで道具をまとめ、すべてをバスケットワゴンに詰め込むと、その上に人形たちを乗せて、自分の「事業」を家の方へと引きずり戻した。

祖母は、子供たちが自分たちの好きなように遊び、楽しむことを容認していた。だが、それは決して放置しているわけではなく、常に鋭い監視の目を光らせている。今日の夕方に何が起きていたか、彼女はすべて把握していた。

ちょうど玄関先に立っていた祖母が、戻ってきたジーナを迎えた。
「おいで、いい子。あなたに話があるわ」
祖母はいつもの愛情深い口調で言い、ジーナを部屋の中へと促した。祖母が椅子に腰掛け、その前にジーナが立つと、彼女は切り出した。

「あなた、今夜はあまり感心しないことをしたわね。もしマリーがああして寛大な子でなかったら、あなたの振る舞いを厳しく責めていたはずよ。彼女をパーティーに招待しておきながら、途中で自分の興味があることができた途端に、彼女を放り出して走り去るなんて。親切なマリーに対して、とても不誠実なやり方だったわ」

ジーナは、いかにも反省したような顔をした。
「明日、私の小さな人形たちを全部マリーにプレゼントするわ」
彼女は、何らかの償いの方法を模索してこう言った。「マリー、あの子、きっと喜んでくれると思うし。でもね、おばあちゃん、急にめちゃくちゃに退屈になっちゃったの。それに下の草原の太陽がすごく綺麗だったから、もう、エルジのところへ行かずにはいられないっていうか、走っていくしかなかったのよ」

ここでの祖母の言葉は、この物語における重要な道徳的なテーマを提示しています。
19世紀の説教臭くなりがちな部分ですが、ここでも「現代的な視点を持つ観察者」というフィルターを通し、人生の教訓を語る大人の重みと、それを聞かされる子供の距離感を意識して訳します。

「間違いを正そうとする姿勢はいいけれど」
祖母は言葉を継いだ。
「ジーナ、これから私が言うことをよく聞いて。そして、これから先、何かを『退屈だ』と感じそうになったときには、必ずこのことを思い出しなさい。いい、人生で最高に素晴らしいものを手に入れるためには、時として、自分にとって負荷のかかること、つまり『犠牲』を払うことが必要なの。あなたにはそれが『退屈』に見えるかもしれないけれどね。もしあなたが、自分の気に入ることだけを追い求め、退屈だと思ったことから逃げ回るなら、本当の喜びがあなたの心に届くことはないわ」

祖母の視線は、静かだが鋭かった。

「だから、何かを始めるときに、『これは私にとって楽しいか』とか『退屈じゃないか』なんてことを先に考えちゃダメ。そんなやり方で生きていれば、今日のマリーさんの件みたいに、結局は後悔や悲しみが後からついてくることになるから。代わりにこう問いかけてみて。『これは神様の前で正しいことか』、そして『私を愛してくれる人々を喜ばせられるか』と。そうすれば、たとえ最初から喜びが見えていなくても、結果としてあなた自身の心に本当の喜びが訪れるはずよ」

説教が終わると、祖母は愛おしそうに子供の手を取り、彼女の小さな寝室へと連れて行った。

そこに着くと、エネルギッシュなジーナは、いつもの習慣通り、猛烈な勢いで報告事項を並べ立てた。その報告の嵐がようやく止み、祖母が夜の祈りを捧げたとき、ジーナの賑やかな一日は、他のすべての人々と同様に、穏やかな締めくくりを迎えた。

ジーナ: 第02章


Ein frommer Knecht war Fridolin
Und in der Furcht des Herrn
Ergeben der Gebieterin,
Der Gräfin von Savern.

1行目と3行目が -in、2行目と4行目が -rn で韻を踏んでいる。

Goldne Abendsonne,
Wie bist du so schön!
Nie kann ohne Wonne
Dainen Glanz ich sehn

これも隔行で、-nne、-en (ön) で押韻している。

Kommt jetzt von dem blauen
Himmel her ein Wind,
Sitzen wir und schauen,
Schauen wo wir find.

同じく、-auen、-ind。

Kommt vom Baum ein Rauschen
Über uns daher,
Sitzen wir und lauschen,
Lauschen immer mehr.

-auschen、-er。

Geht die Sonne nieder
Hinten in der Fern',
Komm auch morgen wieder,
Denn wir sehn dich gern!

-ieder、-ern。

Vogel in der Neste
Schläft auf einem Bein,
Schlafen ist das Beste
In dem Nest daheim.

-este、-ein。

Der Gang nach dem Eisenhammer

Ein frommer Knecht war Fridolin
Und in der Furcht des Herrn
Ergeben der Gebieterin,
Der Gräfin von Savern.
Sie war so sanft, sie war so gut,
Doch auch der Launen ßebermut
Hätt er geeifert zu erfüllen,
Mit Freudigkeit, um Gottes willen.

フリドリンの詩はもともと Friedrich von Schiller の詩であったらしい。

Goldne Abendsonne は Anna Barbara Urner という人の詩らしい。

その後の詩は出典が見つからないがシュピリ自身の作かもしれない(前の二つと比べて内容が少し子供っぽい)。

フリドリンの物語は全編の伏線となっている。

フランスのアルザス地方にサヴェルヌという土地があるが、サヴェルヌ伯というのは物語などに出てくる架空の領主らしい。


『鉄工所への道』 (Friedrich von Schiller)


フリードリンは神を恐れ敬う
心正しき僕(しもべ)であり、
主君であるサヴェルン伯爵夫人にも
深く尽くしていた。
夫人は優しく、慈悲深いお方だったが、
仮に気まぐれな無理難題を言われたとしても、
彼は神のためにと、喜んで
そのお望みを果たしたことだろう。

朝、一番の日の出から
夜、晩課の鐘が鳴り響くまで、
彼はただ夫人への給仕だけに生き、
いくら尽くしても足りないほどだった。
夫人が「少し休みなさい」と言えば、
彼はすぐさま目に涙を浮かべ、
苦しみつつ仕えないのは
自分の義務を怠っているのだと思い込むのだった。

そのため、大ぜいの使用人の中でも
伯爵夫人は彼をとりわけ引き立て、
その美しい口からは
絶え間ない賛辞がこぼれていた。
夫人は彼を単なる召使いとは扱わず、
その心には我が子のような愛を注ぎ、
慈愛に満ちたその眼差しは、
気品ある彼の面影を好ましく見つめていた。

だがこれに対して、猟師ロベルトの胸には
毒々しい嫉妬の炎が燃え上がっていた。
邪悪な底意地悪さに満ちた
彼の黒い心は、以前から膨れ上がっていたのだ。
ある日、ともに狩りから戻った際、
ロベルトは素早く行動に出ると、
伯爵の元へ寄り添い、誘惑の言葉をもって
その心に疑心暗鬼の種を撒いた。

「気高き伯爵様、なんと幸せなことでしょう」
と、彼は悪意を込めて話し始めた。
「疑念という毒のある歯に
黄金の眠りを奪われることもないのですから。
あなた様には貞淑な妻がおられ、
その清らかな体は恥じらいで守られております。
どんな誘惑者であれ、その信心深い節操を
惑わすことなど決して叶わないでしょう」

伯爵は険しい眉をひそめて言った。
「お前は何を言っているのだ?
波のように移ろいやすい女の美徳など、
私が当てにするとでも思うのか?
へつらう口車に乗せられやすいのが女だ。
私の信義はもっと確かな礎の上にある。
サヴェルン伯爵の妻の元へは、
いかなる誘惑者も近寄りえぬと信じているがな」

男は答えた。「まさにその通りでございます。
生まれつきの召使いの身でありながら、
そのような図々しい企みを抱き、
命じるお方である夫人に対し、
淫らな欲望を寄せる愚か者など、
あざ笑ってやるのがお似合いでございます」
「何だと?」伯爵は言葉を遮り、震え上がった。
「お前は、現に生きている誰かのことを言っているのか?」

「はい、誰もが噂していることでございますのに、
主人であるあなた様のお耳にだけ入らぬとは!
ですが、お隠しになられているのでしたら、
私もこれ以上申し上げるのはやめておきましょう」
「殺されたいのか、下衆め、白状しろ!」
伯爵は厳しく恐ろしい声で叫んだ。
「クニグンデ(伯爵夫人)に目を向ける奴とは誰だ?」
「……はい、あの金髪の若者のことでございます」

「あ奴は姿かたちも悪くはありませんからな」
伯爵の全身を冷や汗と激怒が駆け巡る中、
男は悪意を込めて言葉を続けた。
「お気づきになりませんでしたか、旦那様?
あ奴が夫人だけをじっと見つめているのを。
食事の席ではあなた様のことも気にかけず、
夫人の椅子のそばに金縛りとなって焦がれているのを?」

「ご覧ください、あ奴が書いたこの詩を。
そこに綴られた情熱の告白を!」
告白だと!?——「そして自分を愛してほしいと、
無礼な小僧が命乞いをしているのです。
お心優しい伯爵夫人は、お情けから
あなた様にお隠しになったのでしょう。
口滑らせてしまったことを後悔しております、
旦那様、恐れることなど何もございませんのに」

伯爵は激怒のあまり、馬を駆って
近くの森へと飛び込んでいった。
そこには高炉が真っ赤に燃え上がり、
鉄の鉱石を溶かしている鉄工所があった。
ここでは夜昼問わず、職人たちが
忙しく立ち働き、火に薪をくべていた。
火花が散り、風鞴(ふいご)が吹き荒れ、
まるで岩石をもガラスに変えてしまいそうだった。

水と火の威力が
ここでは固く結びついていた。
激流に煽られた水車は
休むことなく回り続けている。
機械は夜も昼も音を立て、
一定のリズムでハンマーの打撃が響き、
その強大な一撃によって
あの固い鉄でさえしなやかに形を変えるのだった。

伯爵は二人の職人に合図を送り、
指示を出してこう言った。
「私が最初にここへ送る男が、
『主人の言いつけを果たしたか?』と
お前たちに尋ねたら、
あそこに見える地獄の炉へ投げ込め。
一瞬で灰にしてしまい、
二度と私の目に触れさせぬようにするのだ」

人間性を失った残忍な二人組は、
粗野な処刑人の喜びに歓喜した。
彼らの胸にある心は、
あの鉄と同じように冷酷だったからだ。
彼らは風鞴の息吹をさらに強めて
高炉の腹を真っ赤に加熱させ、
殺意に満ちた欲望とともに
死の生贄が届くのを待ち構えた。

その後、ロベルトは偽りの仮面をかぶり、
仲間のフリードリンに言った。
「さあ、気をつけて、ぐずぐずするな。
ご主人様がお前をお呼びだ」
伯爵はフリードリンに告げた。
「今すぐ鉄工所へ行け、
そして職人たちにこう尋ねてくるのだ。
『お前たちは主人の命令通りに果たしたか』とな」

フリードリンは「畏まりました」と答え、
すぐさま身支度を整えた。
しかし、ふと考え込んで足を止めた。
「……待てよ、夫人様から何かお言いつけはないだろうか?」
そして伯爵夫人の前に進み出て言った。
「鉄工所へお使いに行くよう命じられました。
何かお言いつけはございませんか?
私の仕えるべき義務は、あなた様にございますから」

サヴェルン伯爵夫人は
静かな声でこう答えた。
「聖なるミサを聞きに行きたいのですが、
息子が病で伏せっているのです。
ですから、我が子よ、あなたが行って、
私のために一心に祈りを捧げてきておくれ。
そして己の罪を悔い改め、
私のためにも神の恩寵を祈っておくれ」

願ってもないありがたい言いつけに喜び、
彼は飛ぶように駆け出した。
しかし急ぎ足で向かう途中、
村の外れにも達しないうちに、
鐘のロープから響く
高く澄んだ鐘の音が耳に届いた。
それは罪深きすべての人々を、
聖体拝領の儀式へと招く祝福の音だった。

「主なる神が道におられるなら、
素通りしてはならない——」
彼はそう呟き、お堂へと足を踏み入れた。
そこにはまだ人の気配がなかった。
収穫の時期であり、灼熱の畑では
刈り手たちが忙しく働いていたため、
ミサの給仕を心得た
聖歌隊の助手が一人も現れていなかったのだ。

彼はすぐさま決意し、
侍者(サクリスタン)の勤めを引き受けた。
「神の御もとへ通じる行いに、
無駄な時間など一つもない」と彼は言った。
ストラとカズラ(角帽・帯)を
神父の身に恭しく着せかけ、
ミサの聖なる儀式に必要な
器の数々を手早く整えた。

それらを念入りに終えると、
彼は小姓(ミニストラント)として
手にはミサ典書を掲げ、
祭壇の神父の前へと進み出た。
右にひざまずき、左にひざまずき、
いかなる合図も見逃さぬよう控え、
「サンクトゥス(聖なるかな)」の言葉が発せられると、
御名とともにハンドベルを三度鳴らした。

やがて神父が恭しく頭を下げ、
祭壇に向かって、
高く掲げたその手の中に
いまそこにまします神をお示しになると、
侍者は澄んだ鈴の音で
それを人々に知らせた。
集まった人々は皆ひざまずいて胸を打ち、
キリストの前で信心深く十字を切った。

こうして彼は、神の家におけるすべての慣わしを、
機転を利かせて正確に果たしていった。
彼はそのすべてを熟知していたのだ。
そして最後まで怠ることなく、
神父が会衆に向かって「主は皆さんとともに」と唱え、
聖なる儀式を終えて祝福を与えるまで、
深く没頭して仕え続けた。

儀式が終わると、彼はすべての品を
再び綺麗に元通り整理した。
まず聖所を清め、
それからその場を後にした。
清らかな良心の安らぎを感じながら、
晴れやかな心地で鉄工所へと急ぎ、
その道すがら、祈りの数を満たすため、
さらに十二回「主の祈り」を静かに唱えた。

煙突から煙が立ち上り、
職人たちが立っているのが見えたとき、
彼は叫んだ。「伯爵様のお言いつけを、
職人たちよ、果たしたか?」
すると彼らはニヤリと口を歪め、
高炉の底を指さして言った。
「万事抜かりなく片付けたぞ。
伯爵様も、お気に召すことだろうよ」

その返答を携え、彼は素早い足取りで
主人の元へと戻っていった。
遠くから彼が歩いてくるのを見た伯爵は、
自分の目を疑った。
「不幸な奴め!お前はどこから来たのだ?」
「鉄工所からでございます」——「そんなはずはない!
では、途中で道を脱線して遅くなったというのか?」
「旦那様、祈りを捧げていた時間だけでございます」

「本日、あなた様の前を辞した際、
お許しください、私はまず義務に従い、
私に命を下すお方(夫人)の元へ伺いました。
夫人は私にミサを聞いてくるよう命じられたのです。
私は喜んでそれに従い、
あなた様と夫人のご健康のために
ロザリオの祈りを四度唱えておりました」

伯爵は深い驚愕に沈み、
恐怖に慄いた。
「……では、鉄工所で
お前は何という答えを受け取ったのだ?申してみよ!」
「旦那様、言葉の意味はよく分かりかねましたが、
職人たちは笑いながら炉を指さし、
『万事抜かりなく片付けた。伯爵様も喜ぶだろう』と」

「では、ロベルトは!?」と伯爵は遮り、
顔面を真っ赤にし、また青ざめさせた。
「途中で奴に会わなかったのか?
あ奴を同じ道へ送ったはずなのだが!」
「旦那様、森でも野原でも、
ロベルトの姿などどこにも見当たりませんでした——」
「ああ!」伯爵は絶望して叫び、たたずんだ。
「天におられる神ご自身が、裁きを下されたのだ!」

そして伯爵は、かつてないほどの優しさで
僕の手を握りしめ、
何も知らずにいる妻の元へと引き合わせ、
深く心を動かされながら言った。
「この子は、天使のように清らかな心を持っています。
どうかあなたの慈愛で守ってやってください。
我らがいかに愚かな謀略に惑わされようと、
この者には、神と天の軍勢がついておられるのだから」

Der Gang nach dem Eisenhammer.

Ballade.

Der Gang nach dem Eisenhammer.

Ballade.

Ein frommer Knecht war Fridolin,
Und in der Furcht des Herrn
Ergeben der Gebieterin
Der Gräfin von Saverne.
Sie war so sanft, sie war so gut,
Doch auch der Launen Uebermuth
Hätt er geeifert zu erfüllen,
Mit Freudigkeit, um Gotteswillen.

Früh von des Tages erstem Schein
Bis spät die Vesper schlug,
Lebt er nur ihrem Dienst allein,
That nimmer sich genug.
Und sprach die Dame: mach dirs leicht!
Da wurd ihm gleich das Auge feucht,
Und meinte, seiner Pflicht zu fehlen,
Durft er sich nicht im Dienste quälen,

Drum vor dem ganzen Dienertroß
Die Gräfin ihn erhob,
Aus ihrem schönen Munde floß
Sein unerschöpftes Lob.
Sie hielt ihn nicht als ihren Knecht,
Es gab sein Herz ihm Kindesrecht,
Ihr klares Auge mit Vergnügen
Hing an den anmuthsvollen Zügen.

Darob entbrennt in Roberts Brust,
Des Jägers, giftger Groll,
Ihm längst von böser Schadenlust
Die schwarze Seele schwoll.
Und trat zum Grafen, rasch zur That,
Und offen des Verführers Rath,
Als einst vom Jagen heim sie kamen,
Streut ihm ins Herz des Argwohns Saamen.

„Wie seid ihr glücklich, edler Graf,
Hub er voll Arglist an,
Euch raubet nicht den goldnen Schlaf
Des Zweifels giftger Zahn.
Denn ihr besitzt ein edles Weib,
Es gürtet Schaam den keuschen Leib,
Die fromme Treue zu berücken
Wird nimmer dem Versucher glücken“

Da rollt der Graf die finstern Brau’n:
Was redst du mir Gesell?
Werd ich auf Weibestugend baun,
Beweglich wie die Well?
Leicht locket sie des Schmeichlers Mund,
Mein Glaube steht auf festerm Grund,
Vom Weib des Grafen von Saverne
Bleibt, hoff ich, der Versucher ferne.

Der andre spricht „So denkt ihr recht.
Nur euren Spott verdient
Der Thor, der, ein gebohrner Knecht,
Ein solches sich erkühnt,
Und zu der Frau, die ihm gebeut
Erhebt der Wünsche Lüsternheit“ –
Was? fällt ihm jener ein und bebet,
Redst du von einem, der da lebet?

Ja doch, was aller Mund erfüllt,
Das bärg sich meinem Herrn!
Doch, weil ihrs denn mit Fleiß verhüllt,
So unterdrück ichs gern“ –
Du bist des Todes, Bube, sprich!
Ruft jener streng und fürchterlich.
Wer hebt das Aug zu Kunigonden?
„Nun ja, ich spreche von dem Blonden“

„Er ist nicht häßlich von Gestalt,
Fährt er mit Arglist fort,
Indems den Grafen heiß und kalt
Durchrieselt bey dem Wort.
„Ists möglich Herr? Ihr saht es nie,
Wie er nur Augen hat für sie?
Bey Tafel eurer selbst nicht achtet,
An ihren Stuhl gefesselt schmachtet?“

„Seht da die Verse, die er schrieb,
Und seine Glut gesteht“
Gesteht! – „Und sie um Gegenlieb,
Der freche Bube! fleht.
Die gnädge Gräfin, sanft und weich,
Aus Mitleid wohl verbarg sies euch,
Mich reuet jetzt, daß mirs entfahren,
Denn Herr, was habt ihr zu befahren?“

Da ritt in seines Zornes Wut
Der Graf ins nahe Holz,
Wo ihm in hoher Oefen Glut
Die Eisenstufe schmolz.
Hier nährten früh und spat den Brand
Die Knechte mit geschäftger Hand,
Der Funke sprüht, die Bälge blasen,
Als gält es, Felsen zu verglasen.

Des Wassers und des Feuers Kraft
Verbündet sieht man hier,
Das Mühlrad von der Flut geraft,
Umwälzt sich für und für.
Die Werke klappern Nacht und Tag,
Im Takte pocht der Hämmer Schlag,
Und bildsam von den mächtgen Streichen
Muß selbst das Eisen sich erweichen.

Und zwoen Knechten winket er,
Bedeutet sie und sagt:
Den ersten, den ich sende her,
Und der euch also fragt:
„Habt ihr befolgt des Herren Wort?“
Den werft mir in die Hölle dort,
Daß er zu Asche gleich vergehe,
Und ihn mein Aug nicht weiter sehe.

Des freut sich das entmenschte Paar
Mit roher Henkerslust.
Denn fühllos wie das Eisen war
Das Herz in ihrer Brust.
Und frischer mit der Bälge Hauch
Erhitzen sie des Ofens Bauch,
Und schicken sich mit Mordverlangen
Das Todesopfer zu empfangen.

Drauf Robert zum Gesellen spricht
Mit falschem Heuchelschein:
Frisch auf Gesell und säume nicht,
Der Herr begehret dein.
Der Herr, der spricht zu Fridolin:
Must gleich zum Eisenhammer hin,
Und frage mir die Knechte dorten,
Ob sie gethan nach meinen Worten?

Und jener spricht: es soll geschehn,
Und macht sich flugs bereit.
Doch sinnend bleibt er plötzlich stehn:
„Ob Sie mir nichts gebeut?“
Und vor die Gräfin stellt er sich:
Hinaus zum Hammer schickt man mich,
So sag, was kann ich dir verrichten?
Denn dir gehören meine Pflichten.

Darauf die Dame von Saverne
Versetzt mit sanftem Ton:
Die heilge Messe hört ich gern,
Doch liegt mir krank der Sohn.
So gehe denn mein Kind und sprich
In Andacht ein Gebet für mich,
Und denkst du reuig deiner Sünden,
So laß auch mich die Gnade finden.

Und froh der vielwillkommnen Pflicht
Macht er im Flug sich auf,
Hat noch des Dorfes Ende nicht
Erreicht in schnellem Lauf,
Da tönt ihm von dem Glockenstrang
Hellschlagend des Geläutes Klang,
Das alle Sünder, hochbegnadet,
Zum Sakramente festlich ladet.

„Dem lieben Gotte weich nicht aus,
Findst du ihn auf dem Weg! – “
Er sprichts und tritt ins Gotteshaus,
Kein Laut ist hier noch reg’.
Denn um die Aerndte wars, und heiß
Im Felde glüht’ der Schnitter Fleiß,
Kein Chorgehilfe war erschienen,
Die Messe kundig zu bedienen.

Entschlossen ist er alsobald,
Und macht den Sacristan.
Das, spricht er, ist kein Aufenthalt,
Was fördert himmelan.
Die Stola und das Cingulum
Hängt er dem Priester dienend um,
Bereitet hurtig die Gefäße,
Geheiliget zum Dienst der Messe.

Und als er dieß mit Fleiß gethan,
Tritt er als Ministrant
Dem Priester zum Altar voran,
Das Meßbuch in der Hand,
Und knieet rechts und knieet links,
Und ist gewärtig jedes Winks,
Und als des Sanctus Worte kamen
Da schellt er dreimal bei dem Nahmen.

Drauf als der Priester fromm sich neigt
Und, zum Altar gewandt,
Den Gott, den gegenwärtgen, zeigt,
In hocherhabner Hand,
Da kündet es der Sacristan
Mit hellem Glöcklein klingend an,
Und alles kniet und schlägt die Brüste,
Sich fromm bekreuzend vor dem Christe.

So übt er jedes pünktlich aus,
Mit schnell gewandtem Sinn,
Was Brauch ist in dem Gotteshaus,
Er hat es alles inn,
Und wird nicht müde bis zum Schluß,
Bis beim Vobiscum Dominus
Der Priester zur Gemein’ sich wendet,
Die heilge Handlung segnend endet.

Da stellt er jedes wiederum
In Ordnung säuberlich,
Erst reinigt er das Heiligthum,
Und dann entfernt er sich,
Und eilt in des Gewissens Ruh
Den Eisenhütten heiter zu,
Spricht unterwegs, die Zahl zu füllen,
Zwölf Paternoster noch im Stillen.

Und als er rauchen sieht den Schlot,
Und sieht die Knechte stehn,
Da ruft er: Was der Graf gebot,
Ihr Knechte, ists geschehn?
Und grinzend zerren sie den Mund,
Und deuten in des Ofens Schlund:
„Der ist besorgt und aufgehoben,
Der Graf wird seine Diener loben“

Die Antwort bringt er seinem Herrn
In schnellem Lauf zurück.
Als der ihn kommen sieht von fern,
Kaum traut er seinem Blick.
Unglücklicher! wo kommst du her?
„Vom Eisenhammer“ – Nimmermehr!
So hast du dich im Lauf verspätet?
„Herr, nur so lang, bis ich gebetet“

„Denn als von eurem Angesicht
Ich heute ging, verzeiht,
Da fragt ich erst, nach meiner Pflicht,
Bei der, die mir gebeut.
Die Messe, Herr, befahl sie mir
Zu hören, gern gehorcht’ ich ihr,
Und sprach der Rosenkränze viere
Für euer Heil und für das ihre.

In tiefes Staunen sinket hier
Der Graf, entsetzet sich.
Und welche Antwort wurde dir
Am Eisenhammer? Sprich!
„Herr, dunkel war der Rede Sinn,
Zum Ofen wies man lachend hin:
Der ist besorgt und aufgehoben,
Der Graf wird seine Diener loben“

Und Robert? fällt der Graf ihm ein,
Wird glühend und wird blaß.
Sollt er dir nicht begegnet seyn,
Ich sandt ihn doch die Straß’!
„Herr, nicht im Wald, nicht in der Flur
Fand ich von Robert eine Spur – “
Nun, ruft der Graf und steht vernichtet,
Gott selbst im Himmel hat gerichtet!

Und gütig, wie er nie gepflegt,
Nimmt er des Dieners Hand,
Bringt ihn der Gattin, tiefbewegt,
Die nichts davon verstand.
Dieß Kind, kein Engel ist so rein,
Laßts eurer Huld empfohlen seyn,
Wie schlimm wir auch berathen waren,
Mit dem ist Gott und seine Schaaren.

SCHILLER.