「関白戦記」、というより「西京極家の秘仏」に「梧桐書舗」という架空の古本屋が出てきて、その店主が榎本梧桐。本名は榎本和哉。店は神保町にあるという設定になっている。
しかしながら、梧桐書院という会社が実在しているので、小説のほうを書き直すほどのことはないとして、ここのブログを梧桐書舗という名にするのはためらわれたので、私の筆名を使って紀峰書舗としたのである。こんな名前の本屋は世界中どこにもないので、まず問題はなかろう。
このブログは、tanaka0903.net という、2009年からやっているブログが google adsense の審査が通らずに緊急避難的に作ったものなのだが、もうめんどくさいので当分ここに普段の記事は書こうと思っている。
実は次に出る予定の紙の本だが、すでに原稿は完成していて製本段階に進んでいる。秋口には出るのではないか。企画段階から既に3年が過ぎている。あまりにもいじりすぎてこれ以上いじるとバランスが崩れてしまうのでできるだけこのまま出したいが、結局タイトルが決まらない。もしかすると「国学入門」みたいなタイトルになるかもしれない。
それはそれでまあありだと思う。今の世の中にもはや国学者はいない。国学者を研究しているのは主に国文学者だが、国文学者は国学者ではないのだから、国学入門書を門外漢の私が書いても文句の言いようはあるまいと思う。
私としては国学者、歌学者として死ねればそれで良いのだが、この本が売れず、次の本が続かないと、老後の楽しみがなくなって困る。だから今回はどうしても売れる本が書きたかった。私が書きたい本というよりは。
あまりにも出版の機会が少なすぎて、一冊の本にあれもこれも詰め込もうとして破綻したので、今回は削れるものはすべて削った。樋口一葉も、正岡子規も、柳田國男もけずった。これで売れてくれないと困るのである。売れなくとも、知る人は知っているというくらいの人にならなくてはならない。少なくとも wikipedia にエントリーがあるくらいの作家にはなりたい。AIで「田中紀峰」とはどんな人ですかと聞くと割とまともに答えてくれるのだが、それだけではまだ足りない。
